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苦しい…なんか変な感じ…あれ、私って何してたんだっけ…
確か、酔っ払ってどっかのアパートの玄関で横になって…
男「寝てるはずなのに凄い締め付け…あぁ、出る!」
あっつ…お腹が、変な感じだけどぽわぽわして…
私「ここ、どこ?あなた誰?ってか…何してんの?」
男「ちが、これは違うんです!寝てるところいたずらしようと…」
寝ているところを犯されたことは分かる。
私「そんなに慌てないでよ。怒ってないし気持ちよかったからいいよ。」
男が離れるとお尻まで精子が垂れてきた。
まだ頭がガンガンする…
私「ここってあなたの部屋?ってことはアパートの中?助かった…」
男「助かった?どういうことすか…ここは俺の家ですけど…」
そうだ、私お金なくなったんだった。
私「好きな時に中出ししていいからさ、家にしばらくいさせてくれない?」
男「は、はぁ…いいすけど…あ、俺は圭太っていいます。」
私「圭太くんね、あぁ…えっと私…」
圭太「もしかして、咲さんですか?あのポルノ女優の…」
やっぱり知ってたか…
私「本名は違うけどね、結構有名なの?私って…」
圭太「俺のまわりでは結構有名でファンも多かったですよ!声で分かりましたよ…この間辞めたって聞いたはずなのに…」
お偉いさんにたてついたら速攻で卒業させられたなんて言えないよね。
私「咲って呼んで。あと他の人には言わないで。それだけ約束してくれる?」
コクコクと頷くと彼が大学生でバイトの帰りに私を見つけて家に連れ込んだことまで分かった。
なけなしの金で酔いつぶれてあそこにいたことも説明した。
これからどうしよう、この子お金ないだろうし働かないと…
いっそ風俗とかで稼ぐっていう手もあるけど…
私「ごめん、頭ガンガンするからとりあえず寝かせて?」
圭太「どうぞどうぞ…なんかあればソファーで寝てるんで声かけてください…」
私「遠慮しないで隣で寝なよ。寝込み襲うのは男として終わってるからね?」
しゅんとしながらも隣に来る辺り可愛い。
目をつむると一瞬で夢の世界に入り込む。
朝起きると彼はすでにおらず、大学にいくという書置きと1,000円札。
鍵もご丁寧に置いて行ってくれた。
まぁとりあえずご飯食べないとね…
鏡を見るとそこには疲れ果てた元ポルノ女優の顔。
整形もせずにここまでやってきたから顔でバレるのが痛いところだよね。
勝手に衣装ケースを漁って帽子とかしてコンビニへ。
多分バレてないと思うけど後ろを気にしながらそそくさと帰宅。
ご飯を食べていると彼が帰ってくる。
圭太「咲さん、おはようございます…ご飯買えたみたいでよかった…」
私「あのさ、そんな堅苦しく話さなくていいから…ありがとね、お金。」
圭太君は彼女もおらず寂しい生活を送っていることも分かった。
お風呂を借りて全裸のまま部屋に戻り、ベットにいた彼のおちんちんを取り出して舐めてみる。
突然のことに驚きながらも抵抗は全くなし。
それにしても…仕事以外の濡れ場なんて久しぶり。
カメラもなければ口うるさい監督もいない…
これはこれでなんか興奮してきて、おまんこを触ってみるとぐっしょりだった。
時々上目づかいで彼を見ながら舐めていると腰が逃げているのが分かる。
私「どう?気持ちいいでしょ?テクには自信あったんだけど…中出しがいいのかな?」
圭太「は、はい…中でイきたいです…昨日はほんとごめんなさい…」
彼の上に跨り、ガニ股で腰を落としていく。
私「んんっ…結構、大きいじゃない…あっ♡んっ♡これ、好きかも…」
仕事以外のキス、5年ぶりか…
次の台本を考える必要もない、普通のラブシーンのような。
こんなに気持ちよかったんだな…
私「どうしたい?バックがいい?正常位?」
圭太「正常位が、いいです…」
彼を抱き寄せてそのままパタンと倒れる。
彼の腰遣いは乱暴だけどいいとこ当たるから軽イキを何度も繰り返す。
一層腰の動きが激しくなってフィニッシュが近い。
抱き寄せるとキスで口をふさがれて中出しされる。
圭太「まじで気持ちよかったです…あの、気持ちよかったですか?」
私「えっ?私?気持ちよかった…ううん…」
圭太「乱暴でした?それともすぐイキすぎ?もしかして手マンとかしたほうが…」
私「圭太君って…優しいんだね…ごめんごめん、ちゃんと感じたし気持ちよかったよ?」
いつもの癖で気持ちよかったに決まってるって言いそうになった。
それにしても…私がポルノ女優だって知ってるのになんで気持ちいいかなんて聞いてくるんだろ。
一旦抜いて貰って抱き着いて聞いてみる。
私「なんで気持ちよかったか聞いたの?友達に自慢するため?」
圭太「誰にも言ってないっすよ!違くて、その…苦しそうだったから…」
私「苦しそう?そんなこと…ないと思うけど…」
圭太「咲さんってホントは…嫌だったんじゃないですか?俺、たくさんビデオ買ってから分かるんす…」
驚いたなんてもんじゃない。
私の作品の9割を知ってるし、乗り気じゃなかった撮影も全部知ってた。
私「すごいね…圭太君の話は全部合ってるよ。ファンだったとはね…」
圭太「何も凄くないですよ…あの、ミントティー飲みます?バイト先のおさがりですけど…」
私の好きなものも知ってくれてる…
その日の夜、書置きを残して彼の元を去った。
あのまま一緒に居たら私は甘えてしまう。
そんなことしたら圭太君が可愛そうだ。
冬だったからマスクしてるのも不自然じゃないし、夜行バスを待ってるだけだから下を向いていられる。
2時間後にはこの町ともおさらばして、地元に帰る。
でも最後に…この都会の一番きれいな景色を見に行きたくなった。
なんてことはない、雑居ビルの屋上。
風俗街のネオンと雑踏がかすかに聞こえる私のお気に入りの場所。
圭太「こんなとこにいたんすね…間に合ってよかったぁ…」
私「なんでここが…ってか何してんの!?今日夜夜勤でしょ?」
圭太「勝手にいなくなるからでしょ…今日はバイトさぼりっす!この場所は…雑誌のインタビューで言ってたのを俺が勝手に探したんです。」
圭太「咲さん、これが本名なのか分からないけど…良かったらもう少し俺の家にいませんか?思いつめてるみたいだから心配なんですよ。ほっとけない。」
どうしてだろう、景色がにじんで見える。
彼は優しい、優しすぎる。
私のファンだからとかじゃない、この子は…
私「説得力ないよ?酔っ払ってベロベロの女の寝込みを襲うんだもん…でも、圭太君がよければ…一緒に居たい」
圭太「もちろんす!とりあえず泣き止んでください…俺が泣かせたみたいになるじゃないですか…」
私「こういう時は抱きしめてキスでしょ!もう、これだから素人童貞は…」
帰った後、それはもう無茶苦茶にセックス。
いろんな体位で好きなだけ動いてもらって、その度にイってしまうんだけど演技じゃなくて本気だった。
潮吹きだってしちゃったけど、手マンがガシガシで痛かった。
なんだかそれすら愛おしいなんておかしいのかな…
朝起きてご飯を作って彼を送り出す、っていう毎日の繰り返し。
でもこれが普通で幸せなんだろうな。
仕事もしなきゃいけないけど…調子に乗ったのか毎日のようにセックスをせがんでくるし、突然訪問してきた彼の両親に挨拶までさせられた。
なんか…成り行きで婚約者って言っちゃったけど…
私「あのさ、圭太君パパは私のこと知ってたりしない?」
圭太「それはないっすよ。だって親父は俺が出来た一回しかセックスしてないし、EDですから」
なにそれ…凄い複雑な気持ち。
私「結婚するならもっとセックス上手くなってよ?そうじゃないと寝取られるからね」
圭太「それはそれで興奮すると言うか…いえ頑張ります。」
頼りないけど頼りになる、そんな優しい彼との未来を一番楽しみにしているのは私だったりする。